───ッ ジーク殿!![構えたレイピアはアリーセを襲うことは無く。手綱を引いてしまったためにアリーセへと向いていた馬首は一転、隣の隊の方へ] 勝負はお預けだ![一方的に言い、私は愛馬で隣の隊へと駆ける。妨害があるならば背でそれを受けることになろう。それがあったとしても、私はジーク殿の下へ駆けつけるのを止めなかった]