[タクマの視線は、厳しく。その瞳の奥には、歴戦の血と炎が垣間見えた気がした。] ……正直に言うなら、怖い気持ちも勿論あるよ。[それには穏やかに、けれども真っ直ぐにヘーゼルの色を向ける。] 僕はタクマさんみたいな強い力も、 ゲオルグおじさんのような皆を率いる力も無い。 でも―――…… 我が子《戦艦》を見送るばかりじゃ、嫌なんだ。//