……………………ふぅ。[人に対して厳しくなれたかと思えば。今度は、何故か犬に対して甘かった。内心自分に苦笑いを浮かべながらも。] 今ここをうろうろすると、危ないかもしれないからな。 暫くは、ここに居るといい。[そう声をかけ、その温もりを求めるかのように、そっと犬を抱き寄せた。…………今は、もう。他に求める温もりなど、ありはしないから。]