[騎乗の号令を受けて、自分も馬に跨る。黄昏の不吉な色に染まる舞台の中央へ、黒々と広がる観客の前へと光が駆けていく>>358命令は待機だったかもしれない。だが、たまらずに後を追った。光の旗掲げて行くその人が、行ったきり帰って来ない。そんな幻想が見えて。]