人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


蒼眼の天使 カレル


[ しとどに濡れた唇が紡ぐのは哀願ではない。
 邪で象られた悪>>439に対する嫌悪感だ。
 侮辱>>440とこれから先を仄めかす言葉。
 それらの意味すら判らずいられたら
 どれ程良かっただろうか。

 一層物覚えが悪く幼心だけで構成され
 恐れを見出していれば
 この怪物の興も削げたのだろうか。

 神が賜うた一筋の光すらも
 自覚し隠蔽しはぐらかし欺こうとした罰か
 花のように散り落ちていく白い羽根。

 何も知らず、何も視ずを願う天使に
 誘惑の調べ>>441が乗せられる。
 ほんの刹那、思い出すは耳元での囁き。 ]

(457) 2018/03/20(Tue) 22:16:31

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