けど…… お前が無事で良かったよ。 皆逝っちまったら…… … 戦う理由が減っちまう。[戦場で見たウェルシュの姿が脳裏に過ぎる。刃に倒れるカレルの躰を幻視する。大事な人間達が平和に暮らせる世を作る為に、友と戦うその矛盾を、口に出来る立場ではもう、ないが。行間にそんなものを押し込めて、言葉は当て所なく零れゆく。*]