[二色の光は、紅受ける錠前を包み込み、歌うような音色を響かせる。柔らかなそれは、子守唄を思わせるもの。その音色の響きに共振するかのように震えた錠前は、澄んだ音を立てて砕け散り。それに合わせて、二色の光もふわり、周囲に飛び散った。*]