[気晴らしに執務室を出れば、そこで見かけたのは何度か目にしたことのある犬。] …………おまえ、シロウ教官の犬だったのか。[苦笑いを浮かべながら、そっと犬へと手を伸ばす。犬にも、相手が犬好きとわかっているからだろうか。逃げられることもなく。抱きかかえ、紅茶を飲む間膝に置いて撫でたりなどは、するようになっていた。]