はい───、[入れ、と。言いながらも自ら扉まで歩いて開いたのは、やはりノックの音が妙に合図に似ていたからか。ちょうど開けたとき、ごく小さな声>>403が聞こえた。思わずじ。と、紫眼を見つめてしまう]… 起きてる。[妙に主張めいてしまったのは、やはり懐かしい思い出の名残のためか。招き入れた部屋には少し、冷めかけた紅茶の香りが漂っている*]