敵軍の副将……マーティン・グリズリー。
色々と、半端ねぇおっさんだ。
あのおっさんを止められるかどうかで、色々変わると見て間違いねぇ。
[そしてそれが容易くない事もわかってはいるが、口にはしない。
わざわざ脅威を煽り、兵の士気を下げる必要もないのだから]
……いざって時には、本気出して、かかる。
あのおっさんとは色々と、因縁もできちまってるんでな。
[戦況如何では自分が直接当たる、と。
そう、遠回しに告げる。
それは単なる熱や意地によるもの以上に。
対峙し、強者と知ったが故の決意に基づくもの。*]