[>>436ギィに表情の変化の事を指摘されたとしても、いつもの笑顔で「何でもないです」と答える自信はあった。
首を捻る相手には苦笑いを浮かべ。]
や、その。何というか。
[言葉を濁すが、どうやらソマーリュの言葉>>439で自分で正解に至ってくれた>>444らしい。
妙な考え、という言葉にはぴくりと肩を揺らし。]
―5年前の事はあいつも知っている筈ですよ。
[そんな愚は犯すまい…犯してほしくないと思いを多分に乗せてそう一言だけ口にした。
もしそのような事態になるならば、自分は事前に彼らを止めなければならない。
―それは王子を守るという目的よりは、オズワルドを損ないたくないという気持ちの方が大きかった。]