[...の古臭い常識に照らすと、意識不明の重病人として軍病院の集中治療室で寝ている時間を、軍歴にはカウントしづらいのだった。その後、こん睡状態に陥り、医療スタッフを何度も走り回らせたらしい。が、どういう奇跡か、数年後、意識を取り戻した。そして、全身がほぼ使い物にならず、一生、機能維持装置付きのベッドで寝て過ごすか、軍の最新のサイボーグ化手術を受けるかの選択肢を提示された。...が選んだのは後者だった。]