[普段はスータンの下に隠されているが、ロザリオ以外にも首から下げられているそれ少女が付けるようなデザインは神父にはとても不釣り合いで、しかしそれは幼い少女がお守りにと自分に渡してきたものだった。彼女の大切な宝物なのに。]……エリーザ。[ネックレスの先に付けられた白いモチーフを優しく握る彼女は、どんな気持ちでこれを自分に預けたのだろう。そして、他の子供達は考えもしなかった、いや、考えないようにしていたのかもしれない]……それでも、私は。[その声は酷く弱々しく*]