[仕事をおおよそ終えた頃、やってきた者がいた。>>444"境界なき者"から手渡された書類を、ざっと眺める。] 助かる。[礼の言葉は相変わらず短いが、実感がこもる。普段は後方での活動を担当する彼と、直接同じ任務に従事することは珍しい。だからこうして彼の仕事ぶりを見ることも少なかったのだが、改めて報告書を見れば仕事の確かさ細やかさに内心で舌を巻いた。]