人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


山岳の民 ヴェルザンディ

 『……我らの恵みは、外の者に搾取され続けてきた。
  その意図はどうであれ、それは、侵略。
  故に、それを為して来たものに、容易く信を傾ける事はできぬ』

 …………。

 『……だが。
  南より訪れし風……お前を信じるのは、吝かではない』

 ……っ!
 それじゃ!

[静かに告げられる言葉に、自然、声が上ずる。
傍らのアケルも、期待を込めた視線を長へと向けた]

 『ウェントゥスが長の娘、ヴェルザンディ。
  お前に一時、力を貸そう』

[その視線に返されるのは、静かな宣。
それを聞いた途端、緊張が、解けて]

(453) 2015/03/15(Sun) 23:02:16

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