[冷たい井戸水をいただいたり、歴史のある地を巡ったり。ガイドブックもありはすれど、詳しいんだなぁ……と信頼を込めて万里を見上げる。こうして一緒に居てくれるなら、迷子になる心配なんてしなくて大丈夫だった……と、嬉しさに表情を綻ばせた。万里と話をしながら歩けば、集合すると言ってた時間はあっという間で。無事に合流出来たことを喜びながらも、二人きりの時間が終わってしまうとあれば、勿体なくもあった。]