[軍内部での政争で己が命が狙われ、最愛の息子の命まで奪われたと知った老将が選んだ道。それは、敵国・クロトフと通じることであった。新たに得た息子は、祖国への復讐の為の駒として。……家族として、親愛の情など受けたことはなかった。だが、それでも育てられた恩義は忘れられるものではない。]