人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


ベルサリス学館教師 マーティン

自衛の為の強さ……。

[何度も読み返したその文字を音にして]

『自衛の為の強さは確かに必要だ。
だが、誰が何のために自衛をするのか。

民衆が暴徒化してナミュール国の正統なる支配者である巫女姫に刃を向けた時の自衛?
それとも、民衆を護るべき王府が日々力を増してゆく民衆に対してのものか?

どちらも自衛と呼べるなら、その為の強さとは巫女姫の為のものだけではなく、民衆の為にも存在すべきものだと思うぜ。

前者だけを意識するのならば。
オレは今、シュビトにはいないだろう』

[アレクシスの言い分も尤もではあると思うが、返答は単純にそれを肯定するものではなかった]

(452) 2015/03/08(Sun) 23:46:54

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