人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


薬師 クレステッド

[ディークとオズワルドが厨房に籠る前後、残りのEsもぞくぞくとやってきた。
全員二人の事を気にしつつも、今は成り行きを見守ることに決めたようだ。
何処か緊張をはらんだまま、表面だけは和やかに茶会が進む。
ソマーリュやフェリクスが例のお茶を薦めているのを、]

そんな来歴はなかっただろう。

[と呆れながら訂正しつつも、企みを止めはしなかった。ただ、その様を眺める。

と、ソマーリュが兄弟の事を口にした時>>412、ひやりとした何かが背筋を滑り落ちた。

あの時と……

過去が鮮やかに蘇る。もし、二人が反逆を企てれば、彼はあの時のように阻止するだろう。
そして、彼も。

飢えた肉食獣のような眼差しを浮かべる先輩>>426を視界の中に認める。

自分は、どうしたいだろう。
表情を変えぬまま、静かに彼らの会話を見守った。**]

(452) 2013/09/30(Mon) 15:11:09

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