……終わったで 綺麗やなぁ。とっても綺麗や[全て焼かれ、更地となった所を指で撫でる。さらり、と産毛が残っている気がしたが。また生えてきたら同じ事をすれば良いだけだろう。伝った涙が誰に当てたものかは、自分には一生理解が出来ない。だって、今更やめろと言われて辞めるような魔族は居やしないのだから。そろそろ薬も効いてくる頃合いだ。放心状態となる彼女がまた反抗的な目つきになるのに、そんなに時間は掛からないはずだ。**]