― レジーナの部屋 ―
[男にとって、裸など珍しくもないもの。
それでも。
フリーデルの肌に刻まれた幾つもの傷跡は、目を背けたくなるものだった。
どれもこれも、人では付けられない傷ばかり。
一歩間違えていれば、致命傷でもおかしくなかっただろう、と。
また、それらはフリーデルの説明の通り、付けられた時期が違うであろう事が察せられるもので。]
……なるほど、ね。
人狼は人狼を襲わない……ってのは私も生憎は知らないが。
なんであれ、君が人狼と戦う立場ってのは信じてよさそうだ。
[レジーナへと同意を求める様に視線向けてから、フリーデルに向き直る。]
フリーデル、ありがとう。
君と、アルビンの事は信じよう。