ジムゾンさんは、おれを占ったから亡くなったんだよ。
[ヤコブ>>444だけでなく、談話室の皆に聞こえるようにはっきりと告げる。
ゲルト>>445の推測も後押しするように。皆に自分のいうことを信じてもらえるようにと願いながら。]
おれの亡くなった父さん、実は人狼だったんだよ。
母さんが村を出てまで父さんについていったのは、父さんが人狼と分かって、それでも命をかけて尽すためだったんだ。
[両親共に健在なヤコブよりは、片親が風花の村人に知られてない自分の方が余程人狼の血を引く者としての説得力はあるだろうとの理論を口にした。]
父さんから、おれはこの不思議な力を引き継いだ。
ジムゾンさんが亡くなったとき、クララさんが迂闊に僕を占わなくて良かったって心から思ったね。…尤も襲ったんだから、結果としては一緒か。
[最後の言葉は本心からのもの。思わず大きなため息をついた。]