[ステファンと再会してから3年の間。彼がリエヴルの話題を一度も出さないことには気づいていた。そしてこちらからもその話題をすることはなかった。どうやって話題にすればいいのだろう。元気にしているだろうか。今でも優雅に紅茶を嗜んでいるのだろうか。平和な時代ならありえたその話題も、こうして戦争が始まってしまったからには似つかわしくなく結局、その日もその話題に触れずに終わってしまった]