[護る盾にすらなれずに終わった、苦い記憶だ。]──回想、三年前軍務大臣暗殺事件後──[その、以前。軍務大臣暗殺事件より後、職務で訪ね来たかつての年上のルームメイトの短くなった髪に一瞥を送り、「敵対勢力の生き残りの顔を見に?」と、辛辣な台詞を吐いた。それから、間を置いて「先日はお構いも出来ず」と、眠る間に来た事を指して息を吐いた。]──特徴的な刀を扱う男でした。[>>0:653 襲撃犯についてをそう答えて、瞑目する。]