なんや、そんな指が好きか
ん、これ柔らかくて好きじゃな…
[舌をぷにぷにと突きながら、そんな事をぼやいたり。彼女の口の中はとても心地が良い。いつまでも触っていたくて頬の裏や喉の奥まで指を突っ込んでは唾液を掻き出した。]
勿体無いなぁ…
そんな目ぇ瞑らんでもええやろ
オレの事、そんな嫌い?
[そりゃまぁ、嫌われる要素は沢山あるし、むしろ何処が好かれると思っているのだろうか。珠となり床に落ちる唾液を見ながら勿体無いと呟いて、彼女の頬に触れる。
こちらを見よと言わんばかりに口端から頬を親指で撫で、まだある彼女の支えにすら逃しはしない。]