[そうして、いつも通り自分の傍を離れない猫を抱えて、カレンの城壁近くで潜み、開始を待つだけだと思っていた…――ら。] [ りん ] ――――…、な、んだ?![耳元で音がした。何らかの魔術干渉に違いない、そうでなければおかしい。近づきすぎたかと、急いでカレン側へ走る。]