― 図書館 ―
クララさーん。絵が完成したよー。
[OPENの看板が立てられた扉を開いて、中に声をかける。
クララが対応に出てきたら、木炭デッサンで精密に図書館の外見を描いた絵を渡しながら、先ほどヤコブが口にした言葉を伝えるだろう。]
さっきヤコブがここに来た時、言ってたんだ。
天気が変わりそう、こう急だと荒れるかもしれないって。
クララさんは一人だから、不安だと思ったら宿屋に来たらどうかな?
そうそう、おやつがあるって話だから、それ食べに行くだけでも価値はあると思うよ。
[この提案に対して、クララは何と答えただろうか?
用事を済ませると、すぐに宿屋に戻った。
もしクララが一緒に行くというならば、いいよと同意するが、最終的にどのような選択をするかはクララ本人に任せるつもり。**]