― 城館・ホール ― >>392>>393[泰然と揺るがないロー・シェンの態度は余裕なのか。少なくとも無関心ではないと感じたし、事あれば瞬時に抜かれる剣のような果断さも自分は見ている。「必要ならば呼べ」と対象を省略された助言は、当然のことながら彼自身を呼ぶ許可と受け取った。使用人を呼んで案内を指示するロー・シェンの様子に、彼の時間を取らせていたと気づく。評議会とやらでまだ仕事があるのだろう。]