[軍人に向かないと、確かに自分でもそれは感じている。
でも、たとえそうなのそうだとしても…]
それでも私の今の居場所は、ここしかないんです。
それしか……
[いつかの試験の話を聞き]
どちらか……、なつかしい試験ですね。
[あの時の私は、赤ん坊は死ぬのが確定するようにかかれていたが、
乗員はそうかかれていなかったことからと、ずいぶんとひねくれたことも考えていたと思う。
今も、あまり変わりはないのかもしれないが]
私はその天秤を…ずっと、片側に落としてきたんですよ。
[無抵抗の子供すら手にかけている。それでも情や感情はそれでも捨てることなく……]