―出撃前・ディークの私室―[自分の腰にあるサーベルは、一つの罪の証。数多くの、たった一つ。けれどもそれは大きな一つ。自分もまた、シロウと同じく戦争をこした側の人間であるのだから]ありが…とう……[ディークも何も知らないわけではない、それでも優しく>>153受け止めてくれた。その温もりに、髪を撫でる指先の感触に、涙を掬う彼の柔らかさに、ただ今この時だけはその全てに甘え、彼に全て…塗り替えてもらうよう、求めた……]