[二人分の水を手に、歩く。
隔壁にもいくらか近いあたりだったか。
丁度探していた人影がこちらに駆け寄ってくるのを目にすれば――]
おい、大丈夫か…!?
[血の気の引いたその様子に、こちらも咄嗟に足を踏み出そうとして、バランスを崩して水をこぼしかけるが、無事な方の左足でなんとか堪える。
具合の悪そうな様子がひどく気になって>>364>>366、先ほどの礼も兼ねて話をしたいと、水を貰って――]
足……怪我でもしたのか?
[駆け寄ってきた様子を見れば、無事そうに見えたのだが。どこか痛む場所でもあるのだろうか。
コップはとりあえず床に置いて、左手で、肩に手をかける]