人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


狩猟師 ギィ

[故にリエヴルへも「だそうだ、止しておけ」と制止し、……
しようと喉まで出掛かったが
リエヴルの味覚を知ってみたいという好奇が勝り。
珍しく凍りついたリエヴルの表情が
少なげな言葉の全てを補則してくれる。]

 ……、……うむ。
 お前も、無理して飲まなくていいんだぞ。

[リエヴルの手からカップとソーサーを受け取り
新しく淹れさせた紅茶を差し出し。

リエヴルの憂いの眼差しに気づいたのは
それからややあっての事だった。
愚かな男は、見透かされている事実にもその小さな願いにも
未だ、気づけていなかったけれど]

 どうした、リエヴル。
 口直しでも居るか…?
[ジャムとクリームを添えたスコーンの皿を彼の傍へ]

(445) 2013/09/30(Mon) 14:06:45

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby