― カレン ―[カレンに戻った魔女は、退魔師の一隊を幾つかに分けて数箇所ある街の入り口に配備した。カレンに駐屯する防衛兵にも、見張りの強化を指示してから、自身は港の倉庫できょろきょろと何かを物色する] …ん、ん。こう、手頃なぁ、動きやすそうで、頑丈なぁ…――[倉庫の壁をぺたぺた素手で触り、感触を確かめる。やがて気に入ったものに出会ったのか、満足そうに大きく頷いた]