[ヤコブから絵の依頼と、真剣にこちらを見つめる様子に身が引き締まる様な思いを感じつつ、ピンと背筋を伸ばした。] うん。もちろん構わない。 というより、描いて欲しいと言われて嬉しい。喜んで引き受けるよ。 何を描けばいいかな? でもこのあと宿屋におやつ食べに行くし、すぐに答える必要ないから。 じっくり考えて。ヤコブの好きなもの、何でも描く。[視線は忙しく図書館と紙とを往復させ、木炭を持った手を止めずに必要と思われることを口にした。]