[ルディ達が居るところ>>433からはやや離れて様子を窺う。
声は既に止み、今は誰かを待っている>>435ような雰囲気だった]
……この辺りは既に森の民──ラクス族の領域らしいな。
[ルディ達の前に突き刺さる矢を見て、したり顔で呟く。
護衛はシメオンを囲むような位置取りで周囲の警戒を徹底していた]
「これは……囲まれてますぜ」
だろうな。
いつ矢が飛びかかって来てもおかしくない。
でも俺達がここで動いたら、ルディの邪魔になっちまう。
俺は、彼女が何をしたいのか見極めたい。
[彼女、の言葉に護衛は、ん?と思ったようだが、シメオンは構わず赤い瞳を鮮やかな出で立ちの少女へと注ぎ続ける*]