その夢、[騎士になりたかった彼は、今は騎士だろうか。では騎士だった彼は、今は何者であるんだろう…?淡い疑問は夕暮れの空へと溶けて消え去る。今はどちらでもいい。このひとの傍らで、共に剣を並べよう。真摯な”ソマリ”の瞳に、素直に思う>>355] …───俺も一口乗らせて貰います。[異口同音に頷く若者らと共に、シェットラントも頷いた。そうして仄かに笑みの欠片乗せた蒼氷色を、兄と呼んだ人へと向けた*]