では、ファーイースト大佐。この場でしばらく待機せよ。すぐ戻るから、護衛はいらない。それから……監視はおかせてもらう。[いずれにせよ、碌な話にならないのは容易に想像がつく。恐らく逃亡はしないだろうが、この場で必要と思われる処理をすると、ミヒャエルは伝令に呼びにいかせ、自身はその足でディークの部屋に向かった]