あぁ、もう!
[イラッと声を荒げた所で、響き渡る聖職者風の魔女の宣告。
――父さん、僕は勇者を見ました。
感動のあまり、目じりに涙が滲んだ。
自動演奏中のため、涙を拭う事は出来ないけれど、勇者の身を守るために高らかとヴァイオリンの音を響かせる。
生贄目掛けて跳びかかるアヴェの、その軌道を阻むよう、水人形を間に滑り込ませた。
偉丈夫の人形が、アヴェを押さえこまんと野太い腕を伸ばす!
その腕は2(2x1)
1.アヴェを押さえこむことに成功した。
2.機敏すぎるアヴェを押さえこむことができなかった。魔手が再びシグルドへ迫る!]