人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


帝国軍 少尉 ミリアム

 
 もしも…――ああ、もしもですよ?
 小生に何かあったら、その時は。

[ふと言葉を切り、続きの言葉を探して、]


     …ルート…いや、扶翼官殿に。
       これを――お渡し願えますか。

[一拍置いた、直後。
軽く金属の音を立ててドックタグを上官へ手渡す。
記された名前は通称とは異なる本名であるけれど、さて、上官は受け取ってくれたものだったやら。]

[扶翼官殿が要らないようなら海にでも捨ててください。
渡せればそう付け足して、私は任に着くべく踵を返したのでした。]

(440) 2015/11/08(Sun) 00:43:40

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