[再び地図に視線を落とし、暫し考え込む。声をかけ、部屋へと招いたのは、麾下の歩兵隊小隊長。] 貴公の隊に、少々特殊なことを頼みたい。 木材の伐採、だ。[地図上で、いくつか森林となっている箇所を指さしながら。] 陣を移す先に、それを運んでしまう。 もし敵が渡河を試みるなら、それを放流する。 また、橋を塞がれた場合にも、色々と役に立とう。[そんなもので筏を組んでなどと、考えたくはないけれど。]