― ベルサリス修道院跡/軍議中 ―
[クレステッドからの視線>>428がいささか冷たかったので、
アサッテを向いて誤魔化しておく。
今、自分の裡にある(何も出来なかった…)という燻ったもどかしさを加味すると、提案した配置がいちばん適切と考えたのも嘘ではないし。]
へいへい、 分かっているッスよーだ
[忙しい>>429という予告を、こちらも軽い調子で受け取る。
その程度は予測済みだ。
…そして予測できるくらいは、軍で長い付き合いである。
似た気質の彼とは、妙にウマが合った。
2歳という年齢の差が気になったことは一度も無い。寧ろ同年代のような心地で、時に主張をぶつけたり、時に背を預けて戦場で戦ったりした仲だった。]