人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


騎士団 隊長 フィオン

―回想:5年前・ベルサリス学館―

[>>327声を掛けた用件は、剣の稽古だと思われたらしい。
軍に身を置く彼に稽古を付けて欲しい、と願い出た事は数度。
議論よりも其方への参加の方が積極的であった。
女は緩く首を振ると、用件を口にする。

>>328己の問い掛けに目を細め、嘆息する姿に緊張し、こくりと僅かに喉を鳴らす。
そうして静かに彼の言葉に耳を傾けた。

>>329‘日々発達はしているものの、自国の技術では結界は越えられない。’
重たい口で紡がれた言葉は事実として受け止める。]

…そう、ですよね。

[女は静かに目を伏せる。
実際にどれ程違うのかは分からないが、
結界を越えて攻め込む事が出来る者と正面からぶつかっても相手にならない可能性の方が高い。
何せ、結界を越えられぬこの国は相手よりも技術は劣っているのだから。]

(439) 2015/03/08(Sun) 23:23:47

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