――あの銀嵐に巻き込まれたその日から。 俺には、"今の力"が宿っていた。 銀嵐を好き勝手に操る、雪の聖霊様から。 俺はこの能力を押し付けられていた。 この能力のお陰で、俺は雪崩に呑み込まれても無事で生きていたのかも知れない。 ―――――…… でも ね