[……この巫女姫の声明を受けて、首都ブラバンドにて義兵が立ち上がる。態度を決めかねていた諸侯も私兵を差し出し、国防の兵の規模は膨れ上がった。そして、ブラバンドの北方に解放軍が現れたという情報が王府に届く。偵察兵の報告によると、その数8000。しかも其の中には、盟主を名乗る男らしき、長い髪を紐で縛った赤茶毛の男も居たという>>399。騎士団の正規軍4000と民兵、私兵の混合部隊6000の計一万は、この“盟主率いる解放軍”への防備を固めることとなった*]