――――いくぞ![試験の時からはずっと癒えた利き腕の傷は、対決の時の支障になったとは思わない。全力で、真剣に打ち合った。殺し合いではないと解っていながらも、射殺さん勢いで睨みつけ、切り結び、トールの肋骨を折ったが、こっちも同じだけ折られて腹を押さえながら、それでも闘気消える事もなく―――…結局、止められるまでそれは続いた。とめたのは、二人を知るディーク辺りだっただろうか。]