ん、だーいじょうぶですよ。
倒れるったって、そのまま昼寝するようなものだしね。
ええ、親父にも無理しすぎるなって言われてるから。
けど、いざって時に体を張るのもお互いさまなら、
心配になるのも、無理してほしくないのも、
たぶんお互い様だ。
[大丈夫そうに振舞ってはいるものの、やはりどこか疲れを感じさせた目の下の微かな隈だとか、
先程からの、時折もの思うような様子だとか。
そのようなことが、どうしても心にかかる。
(もう誰もいない、と彼女が感じていることは分からなくとも>>387)
あんたに何かあったら、なんか心配なんだよと――…
先程からどうにもざわつく自身の心臓を訝し気に思いながらも、そう続けようとして、
ふと、言葉を止めた。]