[ジェフロイがリボンを切りにかかったらしく、千切れかけたそれがひらりと揺れるのを見た]
おーー、もうちょい、かな?
ジェフさんナイス!
こっちこっち!おーさーかーなー!
[阿呆な事を言いつつ前脚の動作を伺っていると。
――…がくん、と後ろに引かれるような動き。
目を向けると、キマイラの尻尾は、
大変結構でけしからんアッーに塗れていた。
あれは抗えない。抗えるはずがない。
それを追おうとする尻尾の動きが、ブレーキになっている]
あいつなんてもん持ってんだよ……!!
[爆笑しながら、猫の気を引く事に集中する]