―――!?[さすがに、これには驚いた。子供だと思っていたヨアヒムからの、柔らかい、口づけ。キャラメル味のキスかあ――等と一瞬思考が現実から飛びかけて。]………ちょ、[手を伸ばすものの、ヨアヒムは駆けていってしまった。驚いたせいで、追いかけられずにいて。ゆるりと伸ばした手を下げた。]