[昨年からやってきたシスター。今でこそ、優しいシスターに次多少なり心を開いているが、初めの頃なんて少女は緊張してジムゾンの後ろに隠れてしかお喋り出来なかった。はじめてシスターが食事を作ってくれた際も、シスターのジムゾンやレジーナの作るものとは全く違っていて、こう、野趣あふれる男らしい食事だったので、殆ど原型に近いお芋をフォークで刺しては「食べても良いの?」と心配そうに、神父とシスターの顔をきょろきょろと見渡していた。]