[まあ、結局雑務《おつかい》も一緒についてきたのだが]これが、残り10個……、で。[入れ替わり立ち代わり人々が訪れる片隅で、商品があと何個残っているかを数えている。持ち帰ったこれらの情報が、次は何を仕入れるべきかの指針になるのだ。少女――キアラが客に応対する傍らで、残り商品の数を紙に書き込んでいたが]……一枚多くない?[間違いに気付いてキアラ>>258の手の中を指差した]